BTシャント手術当日

2006.09.26 Tue

生後24日目。

ついに、BTシャント手術の日がやってきた。
なんと今日、9月26日は、けんちゃんの出産予定日だった日。
その日に手術をするっていうのは、なんだか運命的なものを感じてしまう。

20061201124159.jpg手術開始予定時間は12時。
10時に夫婦で会いに行ったら、チューチューものすごい勢いで哺乳瓶の乳首を吸っていた。
最後のミルクが午前4時だったので、とてもお腹が空いている様子。
両手は点滴のルート確保のために針を刺されて添え木(?)をされて包帯グルグル。なんともすさまじい姿だったΣ( ̄□ ̄;)

鼻の栄養チューブは手術のときは取るのかと思っていたら、そのままとのこと。
栄養チューブをつけたお顔の写真しかないので、手術直前ぐらいは「すっきり顔」での写真が撮れるかな?と期待していたのに、ちょっと残念。
夫は「手術が無事終わって退院する頃には鼻のチューブも取れているよ」と言ってくれたけど、そんな日来るんだろうか。
生きているこの子を抱っこするのだって、もうこれが最後かもしれないのに。
そんなに悲観してはいけないと思いながらも、ついつい悪いほうへと考えがいってしまう。

オペ室に呼ばれるまで、夫婦でかわるがわる抱っこして写真を撮って過ごした。
午前中にも1件手術が入っているとのことで、もしかしたら時間がずれるかもしれないと聞かされていたが、予定通り12時前に呼ばれた。

キャスター付きの小さなベッドに乗せてオペ室の扉まで運んだ。
扉のむこうには麻酔科の医師と看護師たちが待っていて
「お預かりします」と笑顔で言われた。
夫は「よろしくお願いします」と深々と頭を下げていたが、私はオペ室の扉が完全に閉まるその瞬間まで、運ばれていくけんちゃんの小さな体を涙をこらえながら見続けた。

手術中は、家族待機室という場所で待機していなければならない。
「緊急の場合もあるので、食事なども交代で行って、どちらかは必ずここにいてください」と言われた。
このスペースは、手術中の子の親が待機するだけでなく、検査中の子の親が待っていたり、HCUやICUに面会に来た親が食事をしたり、自動販売機も置いてあるので医師や看護師が飲み物を買いにきたりもして、いろんな人が出入りする落ち着かない場所だ。
かえってそれで気が紛れていいのかもしれないが、葬儀屋さんらしき男性が、今朝この病院で亡くなった子の葬儀の手配を電話でしていた。しかも大声で。
最悪だ。
ここがどういうスペースか知らないんだろうけど、今、我が子が命がけの手術を受けている最中に葬式の話を聞かされるだなんて・・・

手術は2時間で終わると聞かされていたが、こういうのは長引くのがつきものよね、とも思って、14時になってもあまり気にせずに時間つぶしのために持参した編み物をせっせとやっていたら、14時15分に執刀医がやって来た。
「予定通り終わりました。手術自体はうまくいきました。問題はこの後ですね。24時間・・・頑張ってもらいましょう。あと30分ほどしたらICUで会ってもらいますから、もうしばらくここで待っていてください」と言われた。

(つづきはこのあとの記事で →click! )

  1. 2006/09/26(火) 12:36:36|
  2. 手術のこと|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:0

BTシャント手術後ICUで対面

2006.09.26 Tue

15時にICUの看護師に呼ばれて、術後のけんちゃんと対面した。
昨日、麻酔科の医師に「手術直後は体中、管だらけなので覚悟してください」といわれていたので、その姿を目の当たりにしてもショックはなかったが、やっぱり痛々しくてかわいそうだった。

口には人工呼吸器を頑丈そうなテープでつけられ、鼻には栄養チューブ、右首と左手には点滴、左足には採血のための針、おちんちんにはカテーテル、直腸には体温計を入れていて、右足にモニターを付けていた。
小さなコットの周りを10台の点滴の機械が囲んでいた。
脈拍は180を超えていて、顔も体も黒っぽくて・・・

「どうぞたくさん触って『頑張れ』って励ましてあげてください」と医師に言われたが、触れるのは頭と右手ぐらい。
このときは気づかなかったが、右手はあえて何も付けずに親が触れるように配慮してくれていたのかも、とあとから思った。

もうすでに十分頑張っている息子にさらに「頑張れ」だなんて言えない。
「頑張って」なんていったらこの場で号泣しそうだったから、そんなことしたら返ってけんちゃんを動揺させてしまうだろうから、「けんちゃん、お母さんもお父さんもそばにいるから安心して」と言うのが精一杯で、あとはただずっと右手を握った。

それから2〜3時間おきに、1回30分程度面会し、その合間に交代で食事をとったり、搾乳したりした。

23時に会いにいったとき、点滴がひとつ増えていた。
血液検査で貧血の傾向がみられたために、輸血することにしたとのこと。
手術は無輸血で済んだと聞かされて喜んだのも束の間、結局輸血になってしまった。
そして、体温が38℃まで上がったので、冷やすために大泉門(頭蓋骨の隙間)に保冷剤のようなものを乗せられていた。
「ちょんまげみたいですね〜」と言って、看護師さんと一緒に笑った。
こんなときでも笑える自分が不思議。

日付がかわって、夜中の1時過ぎにもう一度面会して、ひとまず寝ることにした。
夫婦でICUのそばにある家族仮眠室に行き、「おやすみ」と言って電気を消したものの、私も夫もほとんど眠れなかった。

  1. 2006/09/26(火) 09:48:44|
  2. 手術のこと|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:0

プロフィール

カレンダー

08 | 2006/09 | 10
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Recent Entries

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

DTIブログ
ブログでアフィリエイト


DTIブログポータルへ

このブログを通報